高等学校普通教科「情報」教科書に対する内容分析 : 平成15年度版教科書と17年度版教科書との比較より

書誌事項

タイトル別名
  • Content Analysis for the Textbooks about "Information" in High School Education : Based on Comparison with the 2003 Edition and the 2005 Edition
  • コウトウ ガッコウ フツウ キョウカ ジョウホウ キョウカショ ニ タイスル ナイヨウ ブンセキ ヘイセイ 15ネンドバン キョウカショ ト 17ネンドバン キョウカショ トノ ヒカク ヨリ

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説明

教科「情報」の教科書は,平成15年度に初版が発刊され,平成17年度には改訂版が発刊されている.本研究ではこれらの教科書に関する定量的データに基づく分析から,その特徴を明らかにし,特に変化の著しい内容に関する変化傾向の定性的分析を通じて,普通教科「情報」の範囲と教授内容の方向性に関して考察した.その結果,情報Aでは「問題解決」に関する内容の記述が詳細かつ具体的になり,主体的な情報活用のための態度形成に関わる記述が増加した一方で,コンピュータリテラシーに相当する記述の本文内での扱いが減少していることがわかった.また情報Bでは,コンピュータの機能や仕組みに関する記述の精査が進み,社会における情報技術の在り方を示す内容が重視されていることがわかった.情報Cでは,情報A同様にリテラシー的記述の減少がみられ,さらに情報通信ネットワークの仕組みと適切なネットワークコミュニケーションの在り方とに関する記述が顕著に増加していた.

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