書誌事項
- タイトル別名
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- The Effects of Multiple Cooling on Patients’ Deep Body Temperature, Blood Pressure and Heart Rate Variability
- フクスウ クーリング ガ カンジャ ノ シンブオン ト ケツアツ ナラビニ シンパク ヘンドウ ニ オヨボス エイキョウ
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説明
日本では看護師が患者の発熱時に腋窩や鼠径部等への複数クーリングを行うことが多いが,その効果については根拠が乏しい.今回,複数クーリングが患者の深部温,血圧,心拍変動に及ぼす影響について明らかにすることを目的に,患者3名の事例検討を行った.複数クーリングの必要性を決断したときの腋窩温は38.0~38.3℃であった.複数クーリングの方法は病棟で普段行われている後頭部,両腋窩の3点クーリングとした.その結果,1名は深部温が低下し,HFがやや上昇,収縮期 ・ 拡張期血圧,心拍数,LF/HFは変動が少なく安定していた.この事例の深部温の低下は複数クーリングによって解熱が図られたのではなく,発熱後の体温の下降期を示している可能性が推察された.また2名については深部温の低下が認められず,そのうち1名は拡張期血圧の低下,心拍数の増加がみられ,もう1名は収縮期 ・ 拡張期血圧の上昇,心拍数の大きな変動がみられた.
収録刊行物
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- 日本看護技術学会誌
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日本看護技術学会誌 12 (2), 64-71, 2013
日本看護技術学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680201660800
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- NII論文ID
- 130005163503
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- NII書誌ID
- AA11942381
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- ISSN
- 24238511
- 13495429
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- NDL書誌ID
- 024859997
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可