書誌事項
- タイトル別名
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- EXPERIMENTAL STUDY INTO THE EFFECTS OF APPLYING GAUZE MEDICATED WITH ACRINOL SOLUTION TO SKIN INJURIES RESULTING FROM EXTRAVASATION OF MEDICAL DRUGS
- ヤクザイ ロウシュツ ニ ヨル ヒフ ソシキ ショウガイ ニ タイスル アクリノール シップ ノ コウカ ニ カンスル ジッケンテキ ケンキュウ
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説明
<p>薬剤漏出による皮膚組織傷害に対する処置として, アクリノール湿布は日常的に用いられている. しかしながら, その効果を裏づける科学的な実証データは少ない. そこで本研究では, 薬剤漏出による組織傷害に対するアクリノール湿布の作用を明らかにすることを目的に, 実験動物を用いた基礎的研究を行った. 起壊死性抗がん剤であるドキソルビシン (アドリアシン®) と起炎症性薬剤として知られているジアゼパム注射液 (セルシン®) を使用し, ラット背部皮膚にこれらの薬剤を漏出後, アクリノール湿布を4日間施行した. 湿布貼用後, 薬剤漏出部の肉眼的観察および組織学的検索を行った. その結果, 各薬剤を漏出したラット皮膚において, 肉眼的に異常所見は認められなかったが, 組織学的に, 皮下組織に重篤な浮腫や炎症性細胞の浸潤が観察され, 薬剤漏出による組織傷害像を確認した. このような薬剤漏出部において, 組織傷害の程度を, アクリノール湿布を貼用した群と貼用しない群で比較検討した結果, アクリノール湿布の効果を示す知見は得られなかった.</p>
収録刊行物
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- 日本看護技術学会誌
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日本看護技術学会誌 3 (1), 58-65, 2004
日本看護技術学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680202411520
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- NII論文ID
- 130005433139
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- NII書誌ID
- AA11942381
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- ISSN
- 24238511
- 13495429
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- NDL書誌ID
- 7355551
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可