-
- 生田目 康子
- 広島国際大学社会環境科学部通信情報科
書誌事項
- タイトル別名
-
- Innovation of the Formative Assessments Approach using WBT
- WBT ニ ヨル ケイセイテキ ヒョウカ ノ カイゼン
この論文をさがす
抄録
近年,eラーニングで支援される授業が増加している.従来から進行中の教育活動の問題点を中間的に把握し,適時にその解決策をフィードバックするための手法として形成的評価が行われてきた.形成的評価の典型的な具体例として,各学習単元を対象にした形成的テストによる学習成果の把握とその問題点の改善などが報告されている.このような形成的テストは,紙と鉛筆の客観式のテストで行われてきたが,多くの時間と手間を要することが課題であった.eラーニングのWBTで行う形成的テストの利点は,紙と鉛筆の方法と比べテストの実施方法の柔軟性・効率性とアクセス履歴の閲覧などに優れている.本報告では,多肢選択式の形成的テストにWBTを活用することによって,学生の当て推量の回答検出に有効であるとともに,アクセス履歴の分析の結果,学習項目に対応した理解の過程の識別に効果的であることを示す.さらに,学生の個別指導や授業改善のための形成的評価を効果的に補完できることが明らかになった.
収録刊行物
-
- 日本教育工学会論文誌
-
日本教育工学会論文誌 29 (4), 483-490, 2006
日本教育工学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680203876992
-
- NII論文ID
- 110004690338
-
- NII書誌ID
- AA11964147
-
- ISSN
- 21896453
- 13498290
-
- NDL書誌ID
- 7923710
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可