欧州と日本における木質バイオマス利用促進政策の比較

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タイトル別名
  • Comparison of Promotion Policies for Utilization of Woody Biomass between European Countries and Japan.
  • オウシュウ ト ニホン ニ オケル モクシツ バイオマス リヨウ ソクシン セイサク ノ ヒカク
  • Comparison on promotion policies for utilization of woody biomass between European countries and Japan

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抄録

近年, 温室効果ガス削減対策の一つとして, 再生可能エネルギーであるバイオマスの利用が注目されている。本稿では, 木質バイオマス利用による発電に着目し, 発電量が堅調に増加傾向である欧州各国 (ドイツ・スウェーデン・オーストリア・イタリア) における, 再生可能エネルギー政策に関する分析を行い, 木質バイオマス利用促進のために, 日本が導入するべき政策の検討を行うことを目的としている。分析の結果, 欧州各国の共通する政策として, 電力市場の全面自由化, 再生可能エネルギー利用による電力を優遇固定価格で買い取る制度, 優遇税制措置が導入されており, 木質バイオマス発電量が増加している。一方, 日本においては, 欧州と比較して, 木質バイオマス利用における促進政策が十分ではなく, 木質バイオマス発電が普及していないと考えられるため, 実質的な優遇制度の導入が必要であると考える。

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