ロールプレイを活性化する触媒としての人形劇 : 多様な視点からの洞察を促すための対面協調学習環境(<特集>情報化社会におけるインフォーマルラーニング)

書誌事項

タイトル別名
  • Puppetry as a Catalyst in Role-Play : A Face-to-Face Collaborative Learning Environment that Facilitates Various Insights into the Perspectives(<Special Issue>Informal Learning in the Information Society)
  • ロールプレイを活性化する触媒としての人形劇 : 多様な視点からの洞察を促すための対面協調学習環境
  • ロールプレイ オ カッセイカ スル ショクバイ ト シテ ノ ニンギョウゲキ : タヨウ ナ シテン カラ ノ ドウサツ オ ウナガス タメ ノ タイメン キョウチョウ ガクシュウ カンキョウ

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説明

ロールプレイはさまざまな分野の学習において,学習者の視点の拡大や転換を促進する強力な学習方法として知られている.本稿では,とくに複雑で非構造的な(ill-structured)問題状況下におけるコミュニケーションや意思決定についてロールプレイする上で,対面協調学習の中で人形劇を使うことで,これまでにない多様な視点からの洞察を促す可能性について議論する.複数の人形を操作して人形劇をすることで,演者である参加者と,直接演じている人形との間の心理的距離を作り出すとともに,多様な役割で演技をしやすくすることができる.本稿ではこれを理論的に示した後,人形劇のロールプレイによって演者がより現実的な状況を再現するように様々な役割を演じることを事例研究から示した.そして,そうした人形劇をロールプレイの媒介として利用する上で,学習支援テクノロジの可能性について議論した.

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