スマートフォンの利用に関する保護者向けルール作り啓発教材の開発と評価

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タイトル別名
  • Development and Assessment of an Enlightening Material for Considering a Rule of Treating Smart Phones for Parents at Home
  • スマートフォン ノ リヨウ ニ カンスル ホゴ シャムケケ ルール ズクリ ケイハツ キョウザイ ノ カイハツ ト ヒョウカ

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抄録

<p> 本研究では,スマートフォンの利用に関するルール作りについて啓発する保護者向けのシナリオ型教材を開発した.この教材は,親子のスマートフォンの利用に関するトラブルの中で生じる意思決定場面の選択肢を選びエンディングに進むもので,主人公が子供の立場と,親の立場で進むものの2つで構成される.試験的に,小学校教員108名を対象に本教材を利用した模擬研修を行った結果,「ルールの必要性の理解」,「家族でルールを作る為のきっかけ作り」の肯定的評価が高く,「子供の立場を理解できること」は,それよりも低い肯定的評価であった.また,シナリオを進める順序で子供と親の立場を入れかえて実施したところ,教材の肯定感に与える印象が異なった.このことから,先行実施したシナリオがバイアスとなることが示唆され,本教材の利用においては,目的に照らした実施順の検討が重要であることが示唆された. </p>

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