書誌事項
- タイトル別名
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- Classification of Efficient Calculation Problems and the Effect of Instruction Using an Abstract Strategy
- クフウ ソクサン モンダイ ノ ブンルイ ト チュウショウテキ ホウリャク オ モチイタ キョウジュ ノ コウカ
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説明
本稿は,自発的な計算の工夫を促進させるために,「式全体をよく見て計算する」という抽象的方略のもとに,いくつかの具体的な工夫方法を教授し,その転移効果について検証するものである.研究1では工夫速算問題にはどのようなものがあるのかを検討するために,工夫速算問題の工夫方法の類似度評定から,多次元尺度法とクラスター分析を用いて工夫速算問題の構造を示し,工夫速算問題を8つの群に分類した.研究2では,研究1の分類結果をもとに,どのような問題に効果がみられたのかを検討した.その結果,小学5年生は教えられた問題と同型構造の問題に対しては工夫を加えることが可能であるのに対し,小学2年生は指導された方略をある程度自発的に応用させることが可能であるということが示された.特に,もともと基本計算能力が備わっている生徒ほど,工夫して計算ができるようになるということが示唆された.
収録刊行物
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- 日本教育工学会論文誌
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日本教育工学会論文誌 34 (1), 35-43, 2010
一般社団法人 日本教育工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680206160384
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- NII論文ID
- 110007642006
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- NII書誌ID
- AA11964147
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- ISSN
- 21896453
- 13498290
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- NDL書誌ID
- 10773327
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可