Webカメラを用いた特別支援教育における突発的な児童問題行動の記録・共有システム

  • 永森 正仁
    電気通信大学大学院情報システム学研究科:長岡技術科学大学工学部
  • 長澤 正樹
    新潟大学教育人間科学部
  • 植野 真臣
    電気通信大学大学院情報システム学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • Web Database System using Webcam for Children's Problem Behavior in Special Needs Education
  • Web カメラ オ モチイタ トクベツ シエン キョウイク ニ オケル トッパツテキ ナ ジドウ モンダイ コウドウ ノ キロク キョウユウ システム

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抄録

教育現場での児童問題行動をWebカメラで記録し,事例データをWeb上で蓄積・共有可能な特別支援教育事例データベース・システムを開発した.システムの利点は,以下のとおりである.(1)Webカメラは授業中,ワイヤレスマウスにより記録が開始されると,20秒間遡りビデオ記録をサーバに蓄積する.これにより,通常突発的に起こる児童の問題行動をタイミング良く記録できる.(2)Webカメラで記録されたビデオ記録により,記憶が不確かな場合でも,問題行動を電子カルテに明確に記述することができる.(3)システムには最大4台のWebカメラが接続でき,問題行動を複数の角度から記録できる.これにより,単一の角度からのみでは記述が難しい問題行動についても電子カルテに明確に記述することができる.評価実験によりシステムの有用性を示し,実際の教育現場での運用例によりシステムの実用性を示した.

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