話し合いに「引用」を導入した授業の特徴 : 小学4年生の談話分析を通して

書誌事項

タイトル別名
  • Characteristics of the Classes that Introduce "Quotation" into Discussions : Through the Analyses of the Discourse of Fourth Graders
  • ハナシアイ ニ 「 インヨウ 」 オ ドウニュウ シタ ジュギョウ ノ トクチョウ : ショウガク 4ネンセイ ノ ダンワ ブンセキ オ トオシテ

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説明

本研究の目的は,話し合いに「引用」を導入した授業の特徴を明らかにすることであった.そのために,小学4年生の国語科授業場面(文学作品の読み)における談話分析を行った.その結果,次のことが示された.第1に,「引用」を用いることで,児童の発言に「繋がり」が生まれた.具体的には,発言の「結び付き」が形成され,連続した発言の流れが生まれたこと,お互いの発言に言及し,共通点や差異が明確化されたこと,である.第2に,ことばとことばが繋がるだけでなく,児童相互に互恵的関わりが生まれた.

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