車椅子クッションと座面のたわみが座位動作に及ぼす影響の検討

  • 森田 智之
    神奈川リハビリテーション病院理学療法科:首都大学東京大学院人間健康科学研究科理学療法科学域
  • 山田 拓実
    首都大学東京大学院人間健康科学研究科理学療法科学域

書誌事項

タイトル別名
  • The influence of wheelchair cushions and deflection of the wheelchair seat on sitting motion
  • クルマイス クッション ト ザメン ノ タワミ ガ ザイ ドウサ ニ オヨボス エイキョウ ノ ケントウ

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抄録

【目的】車椅子クッションと車椅子座面のたわみが左右方向の座位動作に及ぼす影響を定量的に検討する。【方法】対象は健常者男女9名,計測は三次元動作解析装置を用いた。計測は左右に体幹を動かす動作とした。条件は車椅子クッション4種類とクッションなしの5条件に,それぞれ座面板(以下ボード)挿入の有無を乗じた計10条件とした。アウトカムは前額面での合成重心移動距離と骨盤角度とした。【結果】合成重心移動距離はロホワンバルブがJ2とクッションなしと比べて有意に少なかった。骨盤角度はクッションなしとロホワンバルブがバリライトとJ2と比べて有意に小さかった。どちらもボードの有無では差がなかった。【結論】前額面合成重心移動距離は硬い材質の座面が大きかった。前額面骨盤角度は大転子に支持のある形状のクッションが大きかった。本計測動作では座面のたわみは影響がなかった。

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