韓国における訪問看護師の役割拡大

  • 石川 陽子
    首都大学大学院人間健康科学研究科看護科学域
  • 斉藤 恵美子
    首都大学大学院人間健康科学研究科看護科学域
  • 松長 麻美
    東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻
  • 山村 礎
    首都大学大学院人間健康科学研究科看護科学域
  • 志自岐 康子
    首都大学大学院人間健康科学研究科看護科学域

書誌事項

タイトル別名
  • Expanding home care roles of Advanced Practice Nurses in Korea
  • カンコク ニ オケル ホウモン カンゴシ ノ ヤクワリ カクダイ

この論文をさがす

抄録

本調査は韓国の訪問看護における高度実践看護師の実践と教育の現状と課題,今後の方向性を明らかにし,日本の高度看護実践の在り方を検討することを目的とした。筆者らは,2010年3月に韓国の高度実践看護師の養成機関,高度看護実践を提供する医療機関,大韓看護協会において面接調査を行い現状を把握するとともに関連資料の収集を行った。その結果,在宅医療において高度実践看護師の役割を推進していくためには法律の整備が重要であることが明らかとなった。日本の高度実践看護師の役割拡大には,在宅医療を行う医師や在宅ケアスタッフと連携し,現行法の範囲内でその技術の有効性・安全性を検証するとともに訪問看護師の役割拡大は患者中心の医療の提供につながることを広く国民に周知していくことが必要である。

収録刊行物

参考文献 (9)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ