青年・成人前期用感覚チェックリスト作成に関する予備的研究 : 大学生・専門学校生を対象としたJSI-R(日本版感覚インベントリー改訂版)の特徴

  • 立山 清美
    大阪府立大学地域保健学域総合リハビリテーション学類作業療法学専攻
  • 山田 孝
    目白大学大学院リハビリテーション学研究科:首都大学東京大学院人間科学研究科
  • 清水 寿代
    大阪府立大学地域保健学域総合リハビリテーション学類作業療法学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • The preliminary study on developing a Sensory Modulation Disorders Questionnaire for Young Adults : The Features of Japanese Sensory Inventory Revised(JSI-R) for the University and vocational college Students
  • 青年・成人前期用感覚チェックリスト作成に関する予備的研究 : 大学生・専門生を対象としたJSI-R(日本版感覚インべントリー改訂版)の特徴
  • セイネン ・ セイジン ゼンキヨウ カンカク チェックリスト サクセイ ニ カンスル ヨビテキ ケンキュウ : ダイガクセイ ・ センモン ガクコウセイ オ タイショウ ト シタ JSI-R(ニホンバン カンカク インベントリー カイテイバン)ノ トクチョウ

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抄録

本研究は,日本版の青年・成人前期向けの感覚調整障害を評価する質問紙の開発を最終的な目的とし,その質問項目の選定への示唆を得るために,JSI-Rを大学生および専門学校生120名に実施した。その結果,前庭感覚・触覚・固有受容感覚では,幼児期よりも大学生および専門学校生の方が出現率の低い項目が多く,聴覚・視覚・嗅覚・味覚では,大学生および専門学校生の方が出現率の高い項目が多かった。その要因として,前者では年齢や成長により楽しめる活動や感覚探求の行動が変化していること,聴覚・視覚・嗅覚・味覚は回答者が自覚しやすく,チェックがつきやすいことが考えられ,日常生活に支障をきたすくらいになど,基準を示す必要性が示唆された。

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参考文献 (16)*注記

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