工業生産のための植物バイオテクノロジー

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タイトル別名
  • Plant Biotechnology for Industrial Production
  • コウギョウ セイサン ノ タメ ノ ショクブツ バイオテクノロジー

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抄録

本論文では,工業生産のための植物バイオテクノロジーを課題として,マイクロプロパゲーションによるクローン植物の苗生産,二次代謝産物および異種タンパク質の生産への応用について述べた.クローン植物の生産のための生産システムは,組織培養施設を含む工業的規模の生産施設であり,最近ではバイオリアクターを使用する効率の高い生産施設へのスケールアップの実用化も始まっている.二次代謝産物や異種タンパク質の生産への植物バイオテクノロジーの応用は,様々な発現制御の手段を駆使して生産条件の最適化が検討されており,すでに,大規模なバイオリアクターによる二次代謝産物の生産が実用化されている.さらに,真核生物を起源とする様々な異種タンパク質を植物で発現できるようになり,商業的にも興味深い代謝物質の生産研究が進展している.

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参考文献 (180)*注記

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