沖縄本島における<i>Ipomoea</i> 属 2種の花に対するメジロの盗蜜行動

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Nectar robbing from two species of genus <i>Ipomoea</i> flowers by Japanese White-eyes in Okinawa Island

説明

沖縄本島において,メジロ Zosterops japonica が沖縄原産の植物ノアサガオ Ipomoe indica の花に対して盗蜜を行なうのを観察し,その盗蜜痕を撮影した.今までメジロによる盗蜜の記録のある花はすべて移入種であったのに対し,日本原産種に対して盗蜜が行なわれていたことは,メジロが沖縄島において,古くから盗蜜を行なってきた可能性を示す.また,同属で移入種のモミジヒルガオ I. cairica については,盗蜜行動の連続写真により,その詳細を記録した.ノアサガオへの盗蜜痕と思われるものは8回の調査のうち5回で観察され,323個の花のうち,最大被害率41.18%,平均被害率6.19%であった.モミジヒルガオでは,8回の調査のうち2回観察され,264個の花のうち,最大被害率31.03%,平均被害率5.68%であった.

収録刊行物

  • Bird Research

    Bird Research 7 (0), S1-S4, 2011

    特定非営利活動法人バードリサーチ

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680209793920
  • NII論文ID
    130000645373
  • DOI
    10.11211/birdresearch.7.s1
  • ISSN
    18801595
    18801587
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ