無人月氷探査車(ローバー)モデルへの1.2 km レーザーエネルギー伝送実験

書誌事項

タイトル別名
  • 1.2 km Laser Energy Transmission for the Lunar Rover Model to Explore the Ice on the Moon

抄録

我々は月にある氷を確認するため月の極地域にローバーを送り込み氷の直接探査を考えているが,ここで問題となってくるのがローバーのエネルギー源である.そこで半導体レーザーを光源として利用してローバーにエネルギーを伝送することを考え,実証実験を行うため月氷探査ローバーのモデルを作製し,およそ1kmの距離でエネルギー伝送可能な半導体レーザーシステムを開発した.受光素子としてGaAs太陽電池を用いて太陽電池パネルを作製し(半導体レーザーに対して実験室レベルで20%の変換効率)ローバーモデルに搭載した.実験はローバーと半導体レーザーの距離1.2kmで行われ,ローバーモデルの駆動(無線LANを用いてパソコンによる1.2km遠隔操作)を確認した.

収録刊行物

  • 宇宙技術

    宇宙技術 3 45-48, 2004

    一般社団法人 日本航空宇宙学会

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (4)*注記

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