誘発交通による混雑悪化の可能性と公共投資のパラドックス

書誌事項

タイトル別名
  • CONGESTION DETERIORATION AND PARADOX OF PUBLIC INVESTMENT

説明

近年の大都市では,交通施設整備が新たな交通需要を誘発し,結局混雑緩和にはつながらない「誘発交通による混雑悪化」が生じている可能性がある.また,誘発交通による混雑悪化に付随して生じると考えられる現象として,交通施設整備がかえって効用水準を低下させる「公共投資のパラドックス」がある.本研究では,2都市の一般均衡モデルに関数の特定化を行い,数値シミュレーションにより交通施設整備の便益を分析する.その結果から,誘発交通による混雑悪化や公共投資のパラドックスといった現象が発生する状況およびメカニズムについて考察し,これらの現象が存在するもとでの便益評価手法および都市整備についての提言を行う.

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