最適総合評価型建設入札モデル

  • 福井 浩
    京都大学大学院修士課程 工学研究科都市社会工学専攻
  • 小林 潔司
    京都大学経営管理大学院

書誌事項

タイトル別名
  • THE OPTIMAL COMPREHENSIVE TENDERING MODEL FOR CONSTRUCTION

抄録

本研究では総合評価方式による一般競争入札における企業の入札行動を多次元オークションモデルを用いて定式化し,競争入札を通じてプロジェクトの品質水準や落札価格が決定されるメカニズムを分析し,消費者余剰を用いて品質水準を評価したスコアルールを採用することにより社会的余剰の最大化を達成できることを示す.さらに,総合評価型競争入札において,予定価格を設定することは競争入札の効率性を阻害する要因の一部となり得ることを示す.一方で,総合評価スコアの最低水準を意味する予定スコアを導入することにより,総合評価型競争入札均衡において政府が獲得するValue For Moneyを改善できることを理論的に明らかにする.さらに,最低価格型競争入札をとりあげ,予定価格の事前公示がもたらす経済効果について分析する.

収録刊行物

参考文献 (21)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680230180480
  • NII論文ID
    130004467360
  • DOI
    10.2208/jscejd.66.342
  • ISSN
    18806058
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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