サイドパイルによるトンネル沈下抑制効果に関する解析的研究

  • 北川 隆
    鉄道建設・運輸施設整備支援機構 鉄道建設本部
  • 後藤 光理
    鉄道建設・運輸施設整備支援機構 北陸新幹線建設局
  • 田村 武
    京都大学大学院 工学研究科社会基盤工学専攻
  • 木村 亮
    京都大学 産官学連携センター
  • 岸田 潔
    京都大学大学院 工学研究科都市社会工学専攻
  • 野城 一栄
    鉄道総合技術研究所 構造物技術研究部
  • 嶋本 敬介
    鉄道総合技術研究所 構造物技術研究部

書誌事項

タイトル別名
  • NUMERICAL ANALYSES OF TUNNEL SETTLEMENT REDUCTION EFFECT BY SIDE PILES

抄録

山岳トンネルの沈下対策としてサイドパイルに着目し,その作用メカニズムや適用性を調べることを目的として剛塑性有限要素法による数値解析を実施した.その結果,サイドパイルの作用メカニズムは,トンネルの掘削により生じるすべり線と交差するように打設することにより,すべり線をトンネルから離れた場所に移動させて破壊がトンネル周辺に集中しないようにし,地表面の沈下を減少させるというものであることがわかった.また,サイドパイルが効果を発揮するためにはすべり線と交差するような長さが必要で,トンネルとサイドパイルとを剛結した場合,内部摩擦角の大きい地山である場合,トンネル上部よりトンネル下部に打設した場合に効果が高まることがわかった.

収録刊行物

参考文献 (7)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680230341504
  • NII論文ID
    130004468704
  • DOI
    10.2208/jscejf.66.85
  • ISSN
    18806074
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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