造波機を用いての実機浮屋根式タンクでのスロッシング実験方法の提案

書誌事項

タイトル別名
  • EXPERIMENT METHOD PROPOSAL ON SLOSHING BEHAVIOR OF REAL SCALE FLOATING-ROOF-TANK USING WAVE GENERATOR SYSTEM

抄録

2003年9月に北海道で発生した十勝沖地震で浮屋根等を有する特定屋外貯蔵タンクにおいてスロッシング現象が生じ,浮屋根の破壊,沈没,火災発生といった事故が発生した.これを受けて,液面のスロッシングに伴う浮屋根挙動の力学的特性の検証が始まり,実規模レベルのタンクによる検証の実施が求められている.そこで,本研究では実機浮屋根式タンクを用いて,スロッシング現象を発生させる一つの実験方法を提案するものである.タンク内に造波装置を設置し,エアシリンダーで造波装置をスロッシングの固有周波数に合わせて作動させることでタンク内部の流体全体を動かし,これによりスロッシング現象を発生させることを試みるものである.この結果,実機タンクにスロッシング現象を発生させ,かつ妥当な減衰を得ることができたのでこれを報告する.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680230389248
  • NII論文ID
    130004942775
  • DOI
    10.2208/jsceja.65.568
  • ISSN
    18806023
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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