道路トンネル火災に対する自然排煙塔による排熱特性  ‐低縦流風速の場合‐

  • 横田 昌弘
    金沢大学大学院 自然科学研究科 博士後期課程(〒920-1192 金沢市角間町) 中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京株式会社 施設設計部
  • 川端 信義
    金沢大学 理工研究域 機械工学系

書誌事項

タイトル別名
  • A STUDY OF THE NATURAL EXHAUST EFFECT THROUGH A CHIMNEY DURING A ROAD TUNNEL FIRE -THE CASE OF A CONDITION WITH LOW LONGITUDINAL WIND SPEED-
  • A STUDY OF THE NATURAL EXHAUST EFFECT THROUGH A CHIMNEY DURING A ROAD TUNNEL FIRE
  • -THE CASE OF A CONDITION WITH LOW LONGITUDINAL WIND SPEED-
  • -低縦流風速の場合-

説明

論文は,道路トンネルに対して排煙塔を設置することによる火災時の排熱効果について,1/5スケール模型トンネルを用いた火災実験を行い,その特性について明らかにした結果を報告するものである.火災実験の結果,排煙塔から排出される排熱流量は主に車路天井近傍熱気流平均上昇温度に支配され,その3/2乗に比例することが分かった.また,排熱効率は上昇温度にはほとんど影響されず,0.44~0.61の範囲になることが分かった.また,模型トンネル実験結果の普遍性の確認のため,LESシミュレーターにより排煙塔下流側トンネル長さの影響を調べたところ,排煙塔周囲の流れ場はほとんど違いがなく,排熱流量が上昇温度の3/2乗に比例する関係も同様に確認することができた.

収録刊行物

参考文献 (5)*注記

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