ベントナイトの種類と密度がオーバーパックの沈下量に与える影響

  • 中村 邦彦
    (財)電力中央研究所 バックエンド研究センター
  • 田中 幸久
    (財)電力中央研究所 バックエンド研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • EFFECTS OF BENTONITE KINDS AND DRY DENSITY ON THE AMOUNT OF SETTLEMENT OF OVERPACK

説明

ベントナイトの種類と密度が,高レベル放射性廃棄物処分におけるオーバーパックの沈下量に与える影響を調べるために,遠心模型実験と解析を実施した.解析は,ベントナイトの種類の違いを考慮可能とするため,拡散二重層理論に基づき求めた接線弾性係数を用いた非線形弾性解析を行った.実験結果と解析結果は良好な一致を示し,沈下量はベントナイトの乾燥密度の増加に伴い減少すること,ベントナイトの種類によらず膨潤圧の大きさが同程度であれば沈下量も同程度となること,沈下量は膨潤圧の増加に伴い指数関数的に減少すること,膨潤圧が1MPa以上あれば,400mm厚さの緩衝材に対して,沈下量は10mm以下となることが明らかとなった.

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