スリン・ゾウ研究センターの活動と現状について
書誌事項
- タイトル別名
-
- Activities at the Surin Elephant Study Center and current status of mahouts and their elephants
- スリン ・ ゾウ ケンキュウ センター ノ カツドウ ト ゲンジョウ ニ ツイテ
この論文をさがす
抄録
タイの東北部、スリン県のタクラン村は、古くからゾウを使役に使う少数民族クイ族の住む村であり、ゾウの村として知られている。タイでは、1989年に森林伐採が禁止されると、材木運搬等に従事していた多くのゾウは仕事を失い、代わりに観光客相手の仕事をするようになった。なかでも交通量の多い都会で観光客に向けて餌を売り歩くゾウとゾウ使いが増え、動物福祉の観点から問題視されるようになっていった。2005年、スリン県行政機構により村にスリン・ゾウ研究センターが設立され、経済的援助によりスリンでの生活を保障することで、スリン出身のゾウ使いと彼らのゾウを、故郷へ呼び戻すためのプロジェクトが始まった。そして現在、約200頭のゾウがセンターに登録されている。このセンターでのゾウとマフーの生活や、現地で行われているボランティア・プロジェクトについて紹介する。
収録刊行物
-
- 日本家畜管理学会誌・応用動物行動学会誌
-
日本家畜管理学会誌・応用動物行動学会誌 49 (3), 128-135, 2013
動物の行動と管理学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680236271872
-
- NII論文ID
- 110009674082
-
- NII書誌ID
- AA12018166
-
- ISSN
- 24241776
- 18802133
-
- NDL書誌ID
- 024941550
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可