A New Species of Genus Arhopala from Luzon Island (Lepidoptera, Lycaenidae)

Bibliographic Information

Other Title
  • フィリピン・ルソン島産Arhopala属の1新種(シジミチョウ科)
  • フィリピン・ルソン島産Arhopala属の1新種(シジミチョウ科)〔英文〕
  • フィリピン ルソントウサン Arhopalaゾク ノ 1 シンシュ シジミチョ

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Abstract

フィリピン・ルソン島産のシジミチョウ科Arhopala属の新種を命名記載した.♂,前翅長,21mm(n=1).表面は深紫色で,前翅黒縁は幅広く,その幅は前縁中央部で4mm,翅頂部で9mm,肛角部で5mm,また,後翅黒縁も4mmと幅広い.裏面の地色は暗黄褐色,淡黄色で縁どられた地色よりやや暗い斑紋が写真のように現れる.尾状突起を欠く.♀.前翅頂,20mm(n=3),表面の深紫色が僅かに明るい程度で♂に非常によく似ており,検鏡によらずに性を識別するのは困難である.本種はボルネオ産のArhopala dajagaka BETHUNE-BAKER, 1896,ミンダナオ,ミンドロから知られるA anamuta SEMPER, 1890およびルソン産のA.labuana natsumiae H. HAYASHI, 1981によく似るが,前後翅表面の黒縁がそれらより著しく幅広く,またA.labuana natsumiaeの裏面外横部に現れる紫白色を持たないことなどで容易に区別される.

Journal

  • Lepidoptera Science

    Lepidoptera Science 38 (1), 1-3, 1987

    THE LEPIDOPTEROLOGICAL SOCIETY OF JAPAN

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