ボルネオのEupithecia hollowayi sp.n.(鱗翅目,シャクガ科)

書誌事項

タイトル別名
  • Eupithecia hollowayi sp. n. (Lepidoptera, Geometridae) from Borneo

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抄録

カバナミシャク属Eupitheciaは鱗翅目の中でも,多種を擁する属の一つであるが,Malesia地域では貧弱になり,オーストラリアやニュージーランドでは,カバナミシャク族の別属に置き換えられていく.ボルネオからは7種が記録されている(Holloway,1997).ミュンヘンの博物館にあった標本1♂を調べたら新種だったので,ここに記載する.この種はthe proterva groupに属し,外見はユーラシア種のE.centaureataに類似し,雄の第8腹板は日本のアキカバナミシャクE.subfumosaとキモンカバナミシャクE.flavoapicariaに似ているが,交尾器の形態で容易に区別される.

収録刊行物

  • 蝶と蛾

    蝶と蛾 60 (4), 289-292, 2010

    日本鱗翅学会

参考文献 (9)*注記

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