iPhone式光電容積脈波での血管年齢推定を目指した加速度脈波パラメータb/a比の指尖接触圧に関する予備検討
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- 大崎 拓也
- 福岡工業大学 大学院工学研究科 情報システム工学専攻
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- 原田 一平
- 福岡工業大学 情報工学部 情報システム工学科
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- 飯田 智貴
- 福岡工業大学 情報工学部 情報システム工学科
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- 柿野 千晶
- 福岡工業大学 情報工学部 情報システム工学科
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- 樺島 将吾
- 福岡工業大学 情報工学部 情報システム工学科
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- 松村 健太
- 北海道大学 大学院情報科学研究科 生命人間情報科学専攻
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- 太田 雅規
- 福岡女子大学 国際文理学部 食・健康学科
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- 李 知炯
- 福岡工業大学 大学院工学研究科 情報システム工学専攻 福岡工業大学 情報工学部 情報システム工学科
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- 山越 健弘
- 福岡工業大学 大学院工学研究科 情報システム工学専攻 福岡工業大学 情報工学部 情報システム工学科
書誌事項
- タイトル別名
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- Preliminary investigation of arterial aging derived from the iPhone photoplethysmography: focused on finger contact pressure
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説明
<p>近年,国内における心疾患と脳血管疾患の患者数が増加傾向にある.これらの症状は動脈硬化によりもたらされる.そのため,日常的に血管の硬化度(血管年齢)を知り,年相応な硬化度を保つことが重要である.血管年齢は光電容積脈波の二次微分波形である加速度脈波におけるパラメータb/a比に反映されると報告されている.また,情報技術の進歩によりスマートフォンのフラッシュを光源,CMOSカメラを受光素子として光電容積脈波が計測できる技術が構築されつつある.そこで,その光電容積脈波を利用して血管年齢が推定できれば,日常的な簡易チェックの端末機器として大きな意義があると考えた.しかし,スマートフォンのカメラを押し付ける指尖圧力によってパラメータb/a比が大きく変化してしまっては血管年齢が推定できないのは明らかである.そこで本研究ではiPhone 7を用い,指尖接触圧を想定される範囲内で変化させ,パラメータb/a比との関係性について調べた.本研究では,12名の健常男子参加者(21.7 ± 2.7 歳)に対して4種類の条件(緩め,普通,少し強め,強めに持った場合)でパラメータb/a比を比較した.その結果,強め以外の条件ではb/a比に有意差が無いことを確認した。この結果より,通常の接触圧範囲であれば,血管年齢を推定可能なことが示唆された.</p>
収録刊行物
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- 生体医工学
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生体医工学 55Annual (5PM-Abstract), 468-468, 2017
公益社団法人 日本生体医工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680246878976
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- NII論文ID
- 130006077144
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- ISSN
- 18814379
- 1347443X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可