書誌事項
- タイトル別名
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- Sensitivity evaluation to verify clothing-suitability of fibers produced by various silkworm race varieties
- カンセイ ヒョウカ ニ ヨル ヨウソウ ニ テキシタ カイコ ヒンシュ ノ センイ トクセイ ノ ケンショウ
- 公開日
- 2018
- DOI
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- 10.11417/silk.26.31
- 公開者
- 日本シルク学会
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説明
和装のための生糸や絹織物についての既往研究は見られるが,洋装に対するそれは,ほとんど検討がなされていない.そこで本研究では,8種類の蚕品種について同一条件で飼育,乾繭,繰糸を行い,材料糸の精錬,撚糸方法,糸の太さや織組織などの条件も全て同一にして,各種試験を行い検討した. 最初に,糸による官能評価試験を行ったが,服飾の専門家であっても,糸による評価は難しく,より正確に評価するには,織物による評価が適していることがわかった. 次に,同一条件で製織した織物の官能評価試験と各種機器を用いた繊維試験を行った.織物の官能評価試験の結果では,蚕品種により,最も洋装に適しているとされたのは,欧州在来品種であった.その特徴は,「立体を保つはりがある,柔らかい,軽い,シワになりにくい」という特性をもつことが明らかになった.この官能評価試験で,高く評価された織物は,検査機器を用いた試験結果においても,同様のことが示された.以上のことから鑑みると,被験者が最も洋装に適しているとされた絹織物の「立体を保つ張りがあり,柔らかい,シワになりにくい」という特性は,すなわち,「洋装に求められる絹の特性」であるといえる.最終的に,4種類の蚕品種の織物を用いて同じパターンで洋装(ブラウス)を仕立て,官能評価試験を行った結果,ブラウスのフォルムの違いは,蚕品種の繊維特性に起因することが明らかになり,洋装に求められる特性も明らかにした.
収録刊行物
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- 日本シルク学会誌
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日本シルク学会誌 26 (0), 31-40, 2018
日本シルク学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680247968128
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- NII論文ID
- 130006471547
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- NII書誌ID
- AA11828182
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- ISSN
- 18811698
- 18808204
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- NDL書誌ID
- 028852121
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可
