人工膝関節全置換術患者の身体活動量に関連する要因の検討

  • 飛永 敬志
    獨協医科大学越谷病院 リハビリテーションセンター 早稲田大学総合研究機構 エルダリー・ヘルス研究所
  • 岡 浩一朗
    早稲田大学 スポーツ科学学術院
  • 宮崎 千枝子
    獨協医科大学越谷病院 リハビリテーションセンター
  • 谷澤 真
    獨協医科大学越谷病院 リハビリテーションセンター
  • 齊藤 孝道
    獨協医科大学越谷病院 リハビリテーションセンター
  • 東村 隆
    獨協医科大学越谷病院 リハビリテーションセンター
  • 大関 覚
    獨協医科大学越谷病院 整形外科

書誌事項

タイトル別名
  • ジンコウ シツカンセツ ゼン チカンジュツ カンジャ ノ シンタイ カツドウリョウ ニ カンレン スル ヨウイン ノ ケントウ

この論文をさがす

抄録

【目的】本研究は人工膝関節全置換術(TKA)患者の退院後における身体活動量を調査し,その関連する要因について検討した。【方法】対象は変形性膝関節症により初回片側TKAを施行した37例とした。身体活動量は活動量計AM-120(カロリズム)を装着し歩数を算出した。身体機能評価はTimed up and go test(TUG),開眼片脚起立時間,30秒椅子立ち上がりテスト,5 m最大歩行速度,膝伸展筋力を測定した。自己効力感(SE)の評価は虚弱高齢者の身体活動SE尺度を用いた。各測定は術後3ヵ月に実施した。身体活動量と各因子との関連性を検討した。【結果】身体活動量は2,809.7±1,999.2歩であった。身体活動量は非術側膝伸展筋力,5 m最大歩行速度,歩行SEおよび階段SEと有意な相関を認めた。【結論】TKA患者の退院後における身体活動量は極めて低く,非術側膝伸展筋力,移動能力および身体活動SEを高めることが重要であることが示唆された。<br>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ