社会福祉士養成教育における 実習前評価システムの取り組み (II)

書誌事項

タイトル別名
  • The measure of the assessment system before training in Certified Social Workers training education (II)
  • 社会福祉士養成教育における実習前評価システムの取り組み(2)
  • シャカイ フクシシ ヨウセイ キョウイク ニ オケル ジッシュウ ゼン ヒョウカ システム ノ トリクミ(2)

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説明

小論は,日本社会福祉士養成校協会北海道ブロックにおいて考案された事前評価システム,特に疑似CBT に関する,帯広大谷短期大学の社会福祉士養成教育における取り組みを整理し,前年度の試験結果との比較検討から2012年度生の傾向,試験の効果や課題を明らかにすることを目的とした.疑似CBT受験者8名は平均得点71.3点,最高点82点,最低点52点であった.学生の傾向として,科目の未履修が正答率の低さに関連していることが明確になった.また,得点のばらつきは少なく全体的に知識量は向上しているが,設問別正答率は100%・0%の問題がいずれも増加し,正答率の二極化が見られた.また,昨年度と同様,学生によって得点に差があること,1名の学生が試験結果と今後の進路を踏まえ「相談援助実習指導II」の履修を取り消した等,試験実施の課題が明らかとなった.一方,学生同士の仲間意識が強まり,事前学習を促す効果が見られた.今後は他短期大学と協力し,継続したシステムの実施,検証の必要性が示唆された.

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