タイプの異なる椅子が立ち上がり時の筋活動に与える影響

  • 清水 智人
    医療法人若葉会若葉病院 リハビリテーション科
  • 宮崎 純弥
    神戸国際大学 リハビリテーション学部

書誌事項

タイトル別名
  • タイプ ノ コトナル イス ガ タチアガリ ジ ノ キン カツドウ ニ アタエル エイキョウ

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抄録

本研究の目的は,タイプの異なる椅子からの立ち上がり動作が下肢筋の活動に与える影響を明らかにすることである。対象は健常成人15名とした。課題はベッド,パイプ椅子,キャスター椅子の3種類の椅子からの立ち上がり動作とし,その際の下肢の筋活動について表面筋電図を使用し分析を行った。測定した筋は大腿直筋,内側広筋,半腱様筋,前脛骨筋,腓腹筋とした。また,得られたデータは最大随意収縮時の筋活動を基準とし%MVCとした。測定された%MVCはどの筋においてもベッド,パイプ椅子,キャスター椅子の順に大きくなっていた。内側広筋および前脛骨筋はともにベッドとキャスター椅子間で有意差がみられたことから,椅子の安定性が立ち上がり動作時の筋活動に影響を及ぼしていることが示唆された。<br>

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