低強度負荷における非支持型上肢運動と支持型上肢運動の換気反応の比較

  • 藍原 章子
    日本医療科学大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻
  • 解良 武士
    日本医療科学大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻
  • 大武 聖
    日本医療科学大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻
  • 森田 悠介
    日本医療科学大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻
  • 浅岡 祐之
    日本医療科学大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻

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タイトル別名
  • テイキョウド フカ ニ オケル ヒシジガタ ジョウシ ウンドウ ト シジガタ ジョウシ ウンドウ ノ カンキ ハンノウ ノ ヒカク

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抄録

【目的】本研究の目的は,低強度負荷において運動形態の異なる非支持型上肢運動と支持型上肢運動に換気反応の差異があるかを検討することである。【方法】健常成人男性16名に対して,非支持型運動として棒を把持した反復挙上運動を,支持型上肢運動として作業療法場面で用いられるサンディング運動を行わせ,換気量と呼吸中枢出力の指標である気道閉塞圧を測定した。【結果】分時換気量や呼吸数などの換気量や主観的運動強度には差がみられなかったが,気道閉塞圧は非支持型上肢運動が支持型上肢運動に比べて有意に高値を示した(p<0.01)。【結論】非支持型上肢運動は支持型上肢運動に比べ呼吸努力が必要であり,呼吸困難感が顕在化しやすい呼吸不全患者の場合では呼吸困難感に影響を及ぼす可能性がある。<br>

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