ラット棘上筋腱の加齢変化と運動が血管内皮細胞増殖因子に与える影響

  • 村田 健児
    埼玉県立大学大学院 保健医療福祉学研究科 リハビリテーション学専修 獨協医科大学越谷病院 リハビリテーションセンター
  • 金村 尚彦
    埼玉県立大学 保健医療福祉学部 理学療法学科
  • 国分 貴徳
    埼玉県立大学 保健医療福祉学部 理学療法学科
  • 松本 純一
    埼玉県立大学大学院 保健医療福祉学研究科 リハビリテーション学専修 春日部中央総合病院 リハビリテーション科
  • 藤野 努
    埼玉県立大学大学院 保健医療福祉学研究科 リハビリテーション学専修 浦和整形外科
  • 高柳 清美
    埼玉県立大学 保健医療福祉学部 理学療法学科

書誌事項

タイトル別名
  • ラットキョクジョウキンケン ノ カレイヘンカ ト ウンドウ ガ ケッカン ナイヒ サイボウ ゾウショク インシ ニ アタエル エイキョウ

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説明

【目的】本研究はラット棘上筋腱を用いて,加齢と運動の影響を血管内皮細胞増殖因子(vascular endothelial growth factor:以下VEGF)およびその受容体(VEGF Receptor-2:以下VEGFR-2)についてmRNAレベルで検討することを目的とした基礎研究である。【方法】Wistar系雄性ラット10週齢(通常飼育群)および6ヵ月齢(通常飼育群・運動群)の各群5匹(合計15匹)を用いて検証した。分析対象は棘上筋腱とし,分析はリアルタイムPCR法を用いた。ターゲット遺伝子は,VEGF,VEGFR-2,Ⅰ型コラーゲン(以下COL1A1)とした。【結果,結論】6ヵ月齢のVEGF mRNAの発現量は10週齢に比較して有意に減少したが,運動によって増加した(p<0.05)。また,COL1A1 mRNAは加齢に伴い減少したが(p<0.05),運動による影響は受けなかった(p=0.433)。<br>

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