Studies on the Molecular Species of Glycerolipids from Some Cereal Seeds of <i>Gramineae</i> Crops. III

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  • イネ科作物の子実におけるグリセロ脂質の分子種に関する研究 その3

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トウモロコシ子実から全脂質を抽出したのち、ケイ酸カラムクロマトグラフィーとTLCにより全脂質の分析を行った。中性脂質が圧倒的に多く(全脂質の95%)、その中でTGが75%(同71.3%)であった。極性グリセロ脂質の主なものはPC(全脂質の2.0%)、PE(同0.5%)、PI(0.4%)およびDGDG(同0.2%)であった。次に、それらを分離精製して酵素分解によって構成脂肪酸の分子内分布を調べるとともに、それらの1、2-PG残基の分子種組成をRP-HPLCにより明らかにした。TGの1, 2-DG残基とPCおよびPEの主要な分子種はいずれもジリノレイン型、オレオイルリノレイン型およびパルミトイルリノレイン型であった。 PIでは、それらの他に、パルミトイルリノレニン型も主要な分子種のひとつであった。DGDGの分子種組成は、他の脂質クラスのそれよりも多様で、しかもリノレン酸を含むものが多かった。その代表的な分子種は多い順からジリノレニン型、オレオイルリノレイン型、ジリノレイソ型、リノレオイルリノレニン型およびオレオイルリノレニン型であった。(つづく)。

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390282680252322304
  • NII Article ID
    110000996768
  • DOI
    10.20682/oojc.35.0_57
  • ISSN
    24241881
    02867354
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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