急性心筋梗塞患者の身体活動に関連する因子について

  • 岡 和博
    社会医療法人 さいたま市民医療センター 診療技術部 リハビリテーション科
  • 丸岡 弘
    埼玉県立大学
  • 大熊 克信
    社会医療法人 さいたま市民医療センター 診療技術部 リハビリテーション科
  • 五味川 右
    社会医療法人 さいたま市民医療センター 診療技術部 リハビリテーション科
  • 中村 智弘
    社会医療法人 さいたま市民医療センター 診療部 内科
  • 石田 岳史
    社会医療法人 さいたま市民医療センター 診療部 内科

書誌事項

タイトル別名
  • 急性心筋梗塞患者の身体活動に関連する因子について : 入院期諸因子と回復期身体活動との関連性
  • キュウセイ シンキン コウソク カンジャ ノ シンタイ カツドウ ニ カンレン スル インシ ニ ツイテ : ニュウインキ ショ インシ ト カイフクキ シンタイ カツドウ ト ノ カンレンセイ
  • ―入院期諸因子と回復期身体活動との関連性―

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抄録

【目的】急性心筋梗塞(acute myocardial infarction:AMI)患者の入院中の諸因子と,回復期身体活動(physical activity:PA)との関連性を検討することである。【方法】対象は,AMI患者25例(平均年齢65.6±9.5歳,男性17例)。入院期諸因子として,不安状態,抑うつ状態,ソーシャル・サポートの状態,セルフ・エフィカシー(self-efficacy:SE)の状態,入院前のPA量の状態,最高酸素摂取量,嫌気性代謝閾値の酸素摂取量,握力,膝伸展筋力,冠危険因子数をそれぞれ入院中に測定した。回復期PAは,退院後の日常生活のPAと心臓リハビリテーション(cardiac rehabilitation:CR)実施時の消費カロリーを測定した。統計解析は,回復期PAを従属変数とした重回帰分析を実施した。【結果】回復期PAの関連因子として上肢活動に対するSEが抽出された。【結論】AMI患者の回復期PAは,入院期の上肢活動に対するSEと関連があり,入院期CRプログラムではそれらの要素に着目することが重要であると示唆された。<br>

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