書誌事項
- タイトル別名
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- A survey of clinical practice for noninvasive ventilation in patients with stable chronic obstructive pulmonary disease in Japan
- マンセイキ COPD ニ タイスル ヒシンシュウテキ ヨウアツ カンキ(NPPV)リョウホウ ノ ジッタイ チョウサ
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説明
海外では高い吸気圧を用いた長期NPPV(非侵襲的陽圧換気)療法が重症COPD患者の予後を改善することが示されたが,本邦COPD患者の病態は,欧米とは異なると推定されるため,本邦独自のエビデンスが必要である.われわれは,本邦の安定期COPDに対する長期NPPV療法の実態把握のためアンケート調査を行い,全国の30施設から回答を得た.97%の施設が現在の長期NPPV導入基準を妥当と回答し,PaCO2が 55-60 mmHgで導入を考慮し,PaCO2の10%程度の低下あるいは絶対値で55 mmHg前後を目指す施設が多かった.各施設のIPAPの標準的設定の中央値は 12 cmH2O,EPAPは 5 cmH2Oであり,バックアップ呼吸回数は夜間の自発呼吸回数と同等以上が大半であった.本邦においては比較的低い吸気圧で,目標とするPaCO2の低下が達成できている可能性があるが,その設定の基準や妥当性については今後の検討が必要である.
収録刊行物
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- 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 25 (3), 389-394, 2015
一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680257410048
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- NII論文ID
- 130005123299
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- NII書誌ID
- AA1219409X
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- ISSN
- 21894760
- 18817319
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- NDL書誌ID
- 027047793
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可