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- 本間 明宏
- 北海道大学大学院医学研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野
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説明
Robbinsが開発した大量シスプラチンの超選択的動注療法と照射の同時併用療法(RADPLAT)は,日本では多くの施設で行われている。しかし,オランダの比較試験で,静注のシスプラチンと照射の併用療法と比較し,RADPLATの有用性は示されなかった。通常の照射と静注の化学療法の併用療法も良好な成績が得られているため,動注のメリットを生かせる症例に適応を絞っていくこと,確実な動注を行うことが必要である。今後はRADPLATが有用な部位と予想される上顎洞などの腫瘍に対して,前向きの試験を行い動注が本当に有用であるかどうかを検討していかなくてはならない。
収録刊行物
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- 頭頸部外科
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頭頸部外科 22 (1), 29-31, 2012
特定非営利活動法人 日本頭頸部外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680260430464
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- NII論文ID
- 10031170465
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- NII書誌ID
- AN10374707
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- ISSN
- 1884474X
- 1349581X
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可