可変圧力NMR法による蛋白質の準安定構造解析
書誌事項
- タイトル別名
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- Variable Pressure NMR Study of Protein Dynamics
抄録
構造生物学の新しい展開として、基底状態を逸脱した準安定状態にある蛋白質の構造解析がある。圧力は、部分モル体積差を通して状態間の化学平衡に作用するため、一般に部分モル体積の小さな準安定構造を安定化できる。圧力を用いた核磁気共鳴解析は、常圧下では分布率が少なく捉えることが困難な準安定構造を高分解能で解析する優れた方法である。ユビキチン構造に含まれる2つの準安定構造と、ユビキチン及びユビキチン様蛋白質について共通に保存された準安定構造を紹介し、それらの機能的意義について論じる。
収録刊行物
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- 高圧バイオサイエンスとバイオテクノロジー
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高圧バイオサイエンスとバイオテクノロジー 2 (1), 8-14, 2008
生物関連高圧研究会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680263135744
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- NII論文ID
- 130004503894
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- ISSN
- 18821723
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可