2015年産業医に関する日本臨床整形外科学会調査の結果

  • 田丸 卓弥
    田丸整形外科 日本臨床整形外科学会産業医委員会
  • 加藤 龍也
    たつや整形外科クリニック 日本臨床整形外科学会産業医委員会
  • 設楽 正彰
    設楽整形外科 日本臨床整形外科学会産業医委員会
  • 藤田 芳憲
    藤田整形外科医院 日本臨床整形外科学会産業医委員会
  • 岩谷 道生
    岩谷整形外科クリニック 日本臨床整形外科学会産業医委員会
  • 飯野 潤二
    いいの整形外科 日本臨床整形外科学会産業医委員会
  • 辻 壽
    辻整形外科医院 日本臨床整形外科学会産業医委員会
  • 小無田 要
    コムタ外科・整形外科医院 日本臨床整形外科学会産業医委員会
  • 戸次 鎮史
    原鶴温泉病院 日本臨床整形外科学会産業医委員会
  • 原田 昭
    原田整形外科病院 日本臨床整形外科学会産業医委員会

書誌事項

タイトル別名
  • Results of the 2015 questionnaire regarding the occupational health physicians in the Japanese Clinical Orthopaedic Association
  • 2015ネン サンギョウイ ニ カンスル ニホン リンショウ セイケイ ゲカ ガッカイ チョウサ ノ ケッカ

この論文をさがす

抄録

<p>目的:産業医に関する日本臨床整形外科学会会員の動向と問題点を調査する.</p><p>方法:2015年に全会員を対象に調査し,回答率は13.0%で,そのうち有効な回答749(12.7%)を解析した.</p><p>結果:回答率は2010年の前回調査より低く,産業医は前回と同程度の48.9%いて,会員基本データ調査よりは高率であった.活動していない産業医は44.5%で,産業医活動を求められないことがその最大の理由であった.</p><p>考察:回答者数が1000人未満の今回調査は,会員基本データ調査よりも産業医の割合が高く,信頼性に劣った.産業医を増やし,活動を拡大するためには,会員への啓発,医師会との協力に加え,メンタルヘルスや長時間労働などの事案で地域産業保健センター,精神科医,心療内科医などと連携する必要がある.</p><p>結論:会員に産業医活動を広めるためには,信頼できる調査をもとに会員を啓発し,医師会,地域産業保健センター,精神科医,心療内科医などと連携する必要がある.</p>

収録刊行物

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ