書誌事項
- タイトル別名
-
- The Study of Runoff Loads from Lotus Paddy Fields
- ハスダグン カラ ノ リュウシュツ フカリョウ チョウサ ニ ツイテ
この論文をさがす
抄録
湖沼の富栄養化問題解決のために面源の中でも調査が少なかったハス田群の調査を行った.対象地域は,全国有数のレンコン産地である茨城県霞ヶ浦流域内の低平地ハス田群である.調査結果は,ハス田群からの差し引き流出負荷量は,T-N -3.22 kg・km-2・d-1,T-P 1.87 kg・km-2・d-1,COD 75.36 kg・km-2・d-1,SSは,522 kg・km-2・d-1であった.この値は,「霞ヶ浦に係わる湖沼水質保全計画第5期」で用いられている原単位と比較すると,T-Nが吸収型に働いた以外は,T-P 2.1倍,COD 4.8倍の値となった.流出負荷の大きな原因は,代かき・植え付け時の懸濁態成分の流出によることが大きいことがわかった.一方溶存態成分は流量増加に影響されることがわかった.ハス田群から排出される成分は,末端水路に堆積し,降水時に流出しやすくなることがわかった.
収録刊行物
-
- 農業農村工学会論文集
-
農業農村工学会論文集 78 (1), 47-53, 2010
公益社団法人 農業農村工学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680263829248
-
- NII論文ID
- 10026349339
-
- NII書誌ID
- AA12240517
-
- ISSN
- 18847242
- 18822789
-
- NDL書誌ID
- 10601401
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可