書誌事項
- タイトル別名
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- Productivity of the toxic substance, fasciculol E, in fruiting bodies of Hypholoma fasciculare and some other members of Strophariaceae
- ニガクリタケ オヨビ モエギタケカゾク シュシ ジッタイ ニ オケル ドク セイブン ファシキュロール E ノ セイサンセイ
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説明
モエギタケ科に所属するHypholoma fasciculare(ニガクリタケ)は毒きのこであり,主要な毒成分としてファシキュロールEを生産する.これまでに本種以外のきのこ種子実体にもファシキュロールEが含まれていることが報告されているが,詳細な調査は行われていなかった.そこで本研究では,H. fasciculareおよびモエギタケ科属種子実体におけるファシキュロールEの含有量を調査した.その結果,供試したHypholoma属種の子実体すべてよりファシキュロールEが検出され,本属の近縁属であるPholiota属やStropharia属種のいくつかの子実体中においても極めて少量であるが検出された.検出された子実体には食用きのこ種も含まれていた.さらに,分子系統解析の結果,ファシキュロールE生産性はモエギタケ科内のHypholoma属との系統的類縁性と密接に関係していることが示唆された.
収録刊行物
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- 日本きのこ学会誌
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日本きのこ学会誌 22 (4), 147-152, 2015
日本きのこ学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680264832384
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- NII論文ID
- 110009923640
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- NII書誌ID
- AA12415767
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- ISSN
- 24327069
- 13487388
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- NDL書誌ID
- 026148257
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可