内水氾濫解析モデルのための地形適合セル生成および幾何属性情報整理手法の開発

書誌事項

タイトル別名
  • Development of Method for Creating Topographically Adjusted Cells and Preparing Geometric Attribute Data for Inundation Analysis Model
  • ナイスイ ハンラン カイセキ モデル ノ タメ ノ チケイ テキゴウ セル セイセイ オヨビ キカ ゾクセイ ジョウホウ セイリ シュホウ ノ カイハツ

この論文をさがす

抄録

筆者らが新たに開発した低平農業地帯における田んぼダムの内水氾濫抑制効果を算定するモデルでは,氾濫流伝播の計算格子として「地形適合セル」を導入した.地形適合セルは,道路などの線状構造物や地盤標高の変化を境界とした任意多角形による自由なセル形状の設定が可能であるため,不要な計算点設置の回避が図れるほか,セルを構成する線分に標高値をもたせることによって,低平地における微小起伏を表現することができる.一方,地形適合セルは,任意多角形の幾何属性データの整理に多大なる労力と時間が必要であり,これが普及の障害となっていた.こうした技術上の課題を解決するため,筆者らはGISを利用し,計算に必要なセルの幾何属性情報等を整理する手法を開発した.本稿では,地形適合セルを導入した氾濫解析手法の概要に触れ,必要となる基礎データを提示した上で,筆者らのモデル化事例に基づいてデータの整理手法を紹介する.

収録刊行物

被引用文献 (4)*注記

もっと見る

参考文献 (7)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ