「使用コンテキスト」による「商品」化評価
-
- 二瓶 喜博
- 亜細亜大学
書誌事項
- タイトル別名
-
- Evaluation and Development of a Product based on Usage Context
この論文をさがす
説明
商品化にあたって消費者の使い勝手が考慮されなければならない。消費者は、提供者の意図を超えて商品を使用する。そこに宿命的に生じる設計者の意図とニーズとのズレを、事前にどのように関知しデザインの中に取り込むかが重要である。ズレの存在(情報の粘着性)は、近年のユーザー・イノベーションやユーザーに直接聞いてしまうといった開発手法などに象徴的に示されている。「使用コンテキスト」という考え方に立って、ニーズの翻訳としての顧客機能の把握を心がけなければならない。また、複数ユーザーによって集合的に利用されるような商品やサービスの場合には、コンテキストの中から発見的に商品化の方向性を導き出す方法が有効である。
収録刊行物
-
- 日本経営診断学会論集
-
日本経営診断学会論集 8 (0), 55-60, 2008
日本経営診断学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680267040512
-
- NII論文ID
- 130000127238
-
- ISSN
- 18824544
- 18834930
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可