戦後教育改革期における CIEの PTA構想に関する考察―文部省による CIE文書の誤訳の可能性と先行研究の誤解―

書誌事項

タイトル別名
  • CIE’s Basic Concepts of PTA in the Post-War Educational Reform Period: The Possibility of the Mistranslation of a CIE Document by the Ministry of Education and the Misunderstanding of the Previous Studies
  • センゴ キョウイク カイカクキ ニ オケル CIE ノ PTA コウソウ ニ カンスル コウサツ : モンブショウ ニ ヨル CIE ブンショ ノ ゴヤク ノ カノウセイ ト センコウ ケンキュウ ノ ゴカイ

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抄録

 本稿は、戦後教育改革期における CIEの PTA構想に関する研究で、従来の研究を検証し、先行研究が見落としてきた文部省による CIE文書の誤訳の可能性を指摘した。そのなかで、 CIEの PTA構想は、学校教育の責任主体として学校(教師)を位置づけ、 PTAを通じた親の内的事項への関与が、決定権を持たないものの、 PTAの権利であり義務として予定されていたことを明らかにした。さらに、このような構想は一貫したものであったと考えられた。

収録刊行物

  • 教育学研究

    教育学研究 81 (1), 37-47, 2014

    一般社団法人 日本教育学会

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