「移行期の正義」論における教育の位置 : 「歴史と私たち自身に向き合う(Facing History and Ourselves)」の活動の事例を中心に

書誌事項

タイトル別名
  • The Position of Education in "Transitional Justice" Theory : Focusing on the Case of "Facing History and Ourselves"
  • イコウキ ノ セイギ ロン ニ オケル キョウイク ノ イチ レキシ ト ワタクシ タチ ジシン ニ ムキアウ Facing History and Ourselves ノ カツドウ ノ ジレイ オ チュウシン ニ

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抄録

20世紀末から「移行期の正義」論と呼ばれる研究領域が急速に発展してきた。これは、独裁制や内戦状態から民主的体制に移行したばかりの不安定な社会が、新体制を確固としたものにするために、いかにして過去の大規模な暴力の負の遺産に対処するかを検討するものである。本稿では、「移行期の正義」論における教育の位置と、教育内容・方法のあり方を明らかにするために、米国を拠点とするNGO団体、「歴史と私たち自身に向き合う」が南アフリカ共和国において積極的に関与してきた教師支援プロジェクト、「過去に向き合い私たちの未来を変える」を検討した。

収録刊行物

  • 教育学研究

    教育学研究 77 (1), 15-24, 2010

    一般社団法人 日本教育学会

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