• 畠 賢治
    産業技術総合研究所 ナノチューブ実用化研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • A super-growth method for single-walled carbon nanotube synthesis
  • スーパーグロース法 : 単層カーボンナノチューブの工業的量産技術開発
  • スーパーグロースホウ : タンソウ カーボンナノチューブ ノ コウギョウテキ リョウサン ギジュツ カイハツ
  • A super-growth method for single-walled carbon nanotube synthesis — development of a mass production technique for industrial application
  • — 単層カーボンナノチューブの工業的量産技術開発 —
  • — Development of a mass production technique for industrial application —

この論文をさがす

説明

飯島澄男博士による単層カーボンナノチューブ(CNT)の発見から20年以上を経た現在も、単層CNTは既存の材料ではなし得ない電気伝導性、熱伝導性、機械的強度を実現する革新的材料として期待され、世界各国で研究開発が続けられている。しかし単層CNTは、一足先に商業化された多層CNTに比べて合成の成長効率が低く高価格になるため、未だ工業的に利用されているとはいえない状況である。産業技術総合研究所で開発された革新的な気相合成法のスーパーグロース法によって単層CNTが抱えていた複数の技術的課題が一挙に解決され、工業的応用への扉が大きく開かれた。高品質な単層CNTの合成が可能なスーパーグロース法の量産プロセス開発という、実用化を見据えて進められた技術開発について、産学連携の視点から述べる。

収録刊行物

  • Synthesiology

    Synthesiology 9 (3), 165-177, 2016

    国立研究開発法人 産業技術総合研究所

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

参考文献 (14)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ