訪問看護必要性アセスメントシートの一般化可能性および活用可能性の検討

  • 田口 敦子
    東北大学大学院医学系研究科 保健学専攻 公衆衛生看護分野
  • 永田 智子
    東京大学大学院医学系研究科 健康科学・看護学専攻 地域看護学分野
  • 成瀬 昂
    東京大学大学院医学系研究科 健康科学・看護学専攻 地域看護学分野
  • 桒原 雄樹
    東京大学大学院医学系研究科 健康科学・看護学専攻 地域看護学分野
  • 山口 拓洋
    東北大学大学院医学系研究科 医学統計学分野
  • 村嶋 幸代
    大分県立看護科学大学

書誌事項

タイトル別名
  • Verification of the generalizability and utilization possibility of the home visiting nursing service need assessment form
  • ホウモン カンゴ ヒツヨウセイ アセスメントシート ノ イッパンカ カノウセイ オヨビ カツヨウ カノウセイ ノ ケントウ

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説明

訪問看護の必要性を判定するアセスメントシート(以下,アセスメントシートとする)の一般化可能性の検討,および表面妥当性と活用可能性の検討を目的とした。<br>方法:一般化可能性の調査は,全80ヶ所の居宅介護支援事業所の介護支援専門員に対して,自記式質問紙調査票を郵送し,介護支援専門員が担当する全要介護者について回答を依頼した。表面妥当性および活用可能性の調査は,介護支援専門員30名を対象に,自記式質問紙調査を実施した。調査期間はいずれも2011年6月~7月であった。<br>ROC曲線を描いたところ,AUC 0.70,95%信頼区間(0.64-0.76),感度68.1%,特異度63.4%,陽性反応的中度60.5%であった。アセスメントシートの作成時と比較して,感度は若干下がったが,特異度および陽性反応的中度は保たれた。表面妥当性の調査では70.8%が「妥当である」と回答した。<br>本アセスメントシートの一般化可能性と活用可能性はある程度支持されたと考えられ,本シートを普及することが効果的であることが示唆された。

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