タイムスタディとDPCデータを用いた産婦人科診療の業務量把握

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タイトル別名
  • ASSESSMENT OF WORKLOAD IN OBSTETRICS AND GYNECOLOGY PRACTICE BY TIME STUDY COMBINED WITH ADMINISTRATIVE DATA
  • タイムスタディ ト DPC データ オ モチイタ サンフジンカ シンリョウ ノ ギョウムリョウ ハアク

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抄録

昨今,社会問題となっている産婦人科診療における業務量を評価するためにDPCデータを併用するタイムスタディを新規に開発し,実施した。<br>協力が得られた4病院,34名の産婦人科医師を対象に1週間の自己記入式タイムスタディを実施。その後,調査期間のDPCデータから産婦人科患者に実施した診療行為を集計。タイムスタディとDPCデータを突合し,どのような診療行為が業務時間の原因となるかを把握した。<br>その結果,医師1人1日あたりの合計業務時間は558分,内訳は外来122分,病棟306分,手術87分,その他の業務42分であった。DPCデータとの突合より,病棟における業務は主に手術件数,経腟分娩件数,ICU患者数により説明されることが判明した。さらにこれらの結果から各医療機関における業務量と必要な産婦人科医数の推定が可能であった。今後,これらを踏まえて医療提供体制構築の方策を検討していく必要がある。

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