摂食機能障害ケアマネジメントにおけるスクリーニング体制の現状

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タイトル別名
  • THE PRESENCE OF DYSPHAGIA SCREENING SYSTEMS IN VIEW OF DYSPHAGIA CARE MANAGEMENT
  • セッショク キノウ ショウガイ ケア マネジメント ニ オケル スクリーニング タイセイ ノ ゲンジョウ

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抄録

本研究では,摂食機能障害ケアマネジメントという観点から,施設種別の摂食機能障害に対応した食事ニーズの現状,摂食機能障害のスクリーニング体制の現状を明らかにすることを目的とした。病院ならびに介護保険施設に所属する管理栄養士に質問紙調査を行った。その結果,一般病院等に比して,介護老人保健施設と介護老人福祉施設は摂食機能障害に対する食事のニーズが高かった。しかし,ニーズが最も高かった介護老人福祉施設では,他の施設に比して摂食機能障害のスクリーニング体制が整っていない傾向が見受けられた。摂食機能障害のスクリーニング体制があることは,医師と言語聴覚士がスクリーニング実施職種であること,食事形態の変更・決定に関与していることと関連がみられた。摂食機能障害スクリーニング体制の確保には,摂食機能障害ケアに関する専門知識をもった職員の配置や摂食機能障害スクリーニング手法の標準化が必要と考えられた。

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