血栓化した上眼静脈へのdirect punctureにより根治的治療を行ったCCFの1例

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タイトル別名
  • A case of carotid cavernous sinus fistula treated with a direct puncture to the thrombosed superior ophthalmic vein
  • ケッセンカ シタ ジョウガン ジョウミャク エ ノ direct puncture ニ ヨリ コンジテキ チリョウ オ オコナッタ CCF ノ 1レイ

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説明

【目的】治療困難な頚動脈海綿静脈洞瘻（carotid-cavernous fistula；CCF）に対し，血栓化した上眼静脈（superior ophthalmic vein；SOV）のdirect punctureにより経静脈的治療（transvenous embolization；TVE）を行った症例を報告する．【症例】69歳，男性．典型的症状からCCFと診断し，下錐体静脈洞経由のTVEではアクセス困難であった．経過中SOVの血栓化によるparadoxical worseningを来し，早期治療を要した．末梢部が血栓化したSOVへのdirect punctureによるTVEで良好な結果が得られた．【考察】Direct punctureは本症例に有用であったが，眼窩深部への穿刺については合併症の報告があり，alternative transvenous access routeとして用いるべきである．

収録刊行物

  • 脳神経血管内治療

    脳神経血管内治療 7 (5), 345-350, 2013

    一般社団法人 日本脳神経血管内治療学会

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