ストレス症状低減と生産性向上のためのセルフケア—マインドフルネスとアクセプタンスに基づく教育—

  • 土屋 政雄
    労働安全衛生総合研究所 産業ストレス研究グループ
  • 馬ノ段 梨乃
    株式会社ヘルスウエイブ 京都産業メンタルヘルスセンター 京都府立医科大学大学院医学研究科精神機能病態学
  • 北條 理恵子
    労働安全衛生総合研究所 産業毒性・生体影響研究グループ

書誌事項

タイトル別名
  • ストレス症状低減と生産性向上のためのセルフケア : マインドフルネスとアクセプタンスに基づく教育
  • ストレス ショウジョウ テイゲン ト セイサンセイ コウジョウ ノ タメ ノ セルフケア : マインドフルネス ト アクセプタンス ニ モトズク キョウイク

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説明

<p>ストレスチェック制度の開始により,労働者のセルフケアに対する関心も高まっていくことが予想される.制度のねらいから,生産性向上を視野に入れたセルフケアの普及が望まれる.本稿では,「マインドフルネス」や「アクセプタンス」といった概念を用いた方法について,その特徴,科学的根拠,実施する際の参考となる情報などを解説する.先行研究よりマインドフルネスについてはすでに多くの研究が行われているが,アクセプタンスに関する研究は数が少なく,途中段階であることが明らかとなった.ストレス症状低減についてはどちらも一定の効果が期待されるが,生産性向上についてはさらなる研究の蓄積が必要と思われる.</p>

収録刊行物

  • 労働安全衛生研究

    労働安全衛生研究 10 (1), 19-23, 2017

    独立行政法人 労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所

参考文献 (15)*注記

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